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送り仮名のルール|動詞・形容詞の書き分けと間違えやすい10例【JLPT N3〜N2】

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送り仮名は漢字のあとに続くひらがなです。動詞・形容詞の本則、覚えておきたい例外、間違えやすい10例、二通りの書き方が認められる6語をまとめました。

Aturan okurigana (送り仮名) bahasa Jepang - cara menulis hiragana setelah kanji JLPT N3-N2
なぜ「新しい」が正しくて「新らしい」は誤りなのでしょうか。送り仮名には公的なルールがあり、法則が分かると日本語の文章が一気に読みやすくなります。

この記事で学べること:

  • 送り仮名(おくりがな)とは何か、N3〜N2の学習者になぜ大切か
  • 動詞・形容詞の送り仮名の本則
  • 覚えておきたい例外
  • 送り仮名で区別する自動詞・他動詞のペア
  • 間違えやすい送り仮名10例
  • 二通りの書き方が認められている6語

送り仮名とは?

インドネシア出身の学習者にとって、送り仮名は「書く場面」になるまで軽く見られがちです。市役所で書類に記入するとき、職場で日報を書くとき、JLPTの問題を解くとき、ひらがな一文字の差がそのまま表に出ます。

送り仮名とは、漢字のあとに続けて書くひらがなのことです。「書く」であれば「書」が漢字、「く」が送り仮名です。この語が「書きます」「書いた」「書けば」と変化するとき、変わるのはひらがなの部分だけで、漢字は変わりません。

つまり送り仮名は飾りではありません。その語が何の品詞で、今どの形なのかを読み手に伝える役割があります。漢字を音読みで読むか訓読みで読むかがまだあいまいな方は、先に音読みと訓読みの違いを確認してください。送り仮名は、ほとんどが訓読みのときに現れます。

  • 書く / かく / menulis / 報告書を書きます。
  • 高い / たかい / tinggi, mahal / 東京は家賃が高いです。
  • 静かだ / しずかだ / tenang / この部屋は静かです。

本則:変化する部分を送る

一つ大切な注意があります。語幹と活用語尾の区別がつかない動詞は、「着る」「寝る」「来る」のように、その形のまま書きます。短い一音節の動詞に無理に分析を当てはめないでください。

日本の公的な指針では、この基本ルールを「本則」と呼びます。内容はとてもシンプルで、活用のある語は活用語尾を送る、というものです。

実践的な見分け方はこうです。その語をいくつかの形に変えてみて、変化する文字を探します。変化した文字が送り仮名です。たとえば「考える」を「考えない・考えます・考えれば」と変えると「える」の部分が変わるので、送り仮名は「える」になります。

  • 書く / かく / menulis / 報告書は明日書きます。
  • 承る / うけたまわる / menerima (bentuk sangat halus) / ご注文を承りました。
  • 生きる / いきる / hidup / 祖父は90歳まで生きました。
  • 考える / かんがえる / memikirkan / もう一度考えてみます。
  • 荒い / あらい / kasar / 今日は波が荒いです。
  • 賢い / かしこい / pandai / 彼女はとても賢いです。
  • 濃い / こい / pekat, kental / このスープは味が濃いです。
  • 主だ / おもだ / utama / 主な原因はこれです。

覚えておきたい例外

コツは、例外を長い一覧として覚えないことです。「しい」、次に「か・やか・らか」、そして残り、という三つのパターンに分けて整理してください。三十語をばらばらに覚えるより、三つの引き出しにしまうほうがずっと楽です。

試験にも日常の文章にもよく出る例外は、大きく三つのグループに分かれます。第一に、語幹が「し」で終わる形容詞は「し」から送ります。第二に、活用語尾の前に「か」「やか」「らか」を含む形容動詞は、その音節から送ります。第三に、個別に決められている語の一覧があります。

例外は複雑に見えますが、数は限られています。一度覚えてしまえば、同じ間違いを一生くり返さずに済みます。形が似ている漢字の見分け方を覚えるのと同じ感覚で取り組んでください。

  • 著しい / いちじるしい / mencolok, signifikan / 売上が著しく伸びました。
  • 珍しい / めずらしい / langka / 珍しい魚ですね。
  • 明らかだ / あきらかだ / jelas / 原因は明らかです。
  • 穏やかだ / おだやかだ / tenang, kalem / 今日は穏やかな天気です。
  • 大きい / おおきい / besar / この荷物は大きいです。
  • 冷たい / つめたい / dingin / 冷たい水を飲みたいです。

送り仮名が意味を変える:自動詞と他動詞

送り仮名を正確に書くべき最も実用的な理由がこれです。多くの動詞のペアはまったく同じ漢字を使っており、他動詞(目的語がある)と自動詞(目的語がない)を区別しているのは送り仮名だけです。

送り仮名を間違えると意味も変わります。「会議を始めます」は自分が会議を開始するという意味ですが、「会議が始まります」は会議が開始されるという意味です。漢字そのものの理解を深めるには、漢字の部首(radikal)も役に立ちます。

  • 始める / はじめる / memulai (transitif) / 会議を始めます。
  • 始まる / はじまる / dimulai (intransitif) / 会議は9時に始まります。
  • 集める / あつめる / mengumpulkan (transitif) / 資料を集めています。
  • 集まる / あつまる / berkumpul (intransitif) / 8時に工場の前に集まってください。
  • 決める / きめる / memutuskan (transitif) / 日程を決めましょう。
  • 決まる / きまる / ditentukan (intransitif) / 日程はまだ決まっていません。
  • 落とす / おとす / menjatuhkan (transitif) / 財布を落としました。
  • 落ちる / おちる / jatuh (intransitif) / 書類が床に落ちています。

間違えやすい送り仮名10例

この種の誤りを防ぐ最も効果的な方法は、一覧を暗記することではなく目を慣らすことです。ニュース記事や作業マニュアル、市役所からの通知を読むときに、漢字に付いているひらがなを意識して見てください。数週間続けると、誤った形のほうが自然に不自然に感じられるようになります。

次に挙げるのは、日本語を書く人が最もよく間違える例です。✗が誤り、○が正しい書き方です。

  • ✗ 新らしい → ○ 新しい / あたらしい / baru
  • ✗ 少い → ○ 少ない / すくない / sedikit
  • ✗ 短かい → ○ 短い / みじかい / pendek
  • ✗ 明かるい → ○ 明るい / あかるい / terang
  • ✗ 危い → ○ 危ない / あぶない / berbahaya
  • ✗ 幸わせ → ○ 幸せ / しあわせ / bahagia
  • ✗ 必らず → ○ 必ず / かならず / pasti
  • ✗ 全たく → ○ 全く / まったく / sama sekali
  • ✗ 半なば → ○ 半ば / なかば / pertengahan
  • ✗ 志ざす → ○ 志す / こころざす / bercita-cita

二通りの書き方が認められる6語

古い書籍や、長年使われている社内文書では「行なう」の形を見かけることがあります。それ自体は誤りではありません。ただし自分で書く場合、たとえば業務報告書や申請書類では、現在の標準に合わせて本則の形を選ぶほうが無難です。

公的な指針は、次の6語について「許容」の形を認めています。どちらも誤りではありませんが、公文書・新聞・ビジネス文書では先に示した本則の形のほうがはるかに一般的です。仕事で使う場合は本則の形を選んでください。

  • 表す(表わす)/ あらわす / menyatakan, mengungkapkan / 感謝の気持ちを表します。
  • 著す(著わす)/ あらわす / menulis (buku) / 彼は日本語の本を著しました。
  • 現れる(現われる)/ あらわれる / muncul / 症状が現れたら病院へ行ってください。
  • 行う(行なう)/ おこなう / melaksanakan / 来週、説明会を行います。
  • 断る(断わる)/ ことわる / menolak / 残念ですが、今回は断りました。
  • 賜る(賜わる)/ たまわる / menerima (sangat halus) / ご支援を賜り、ありがとうございます。

練習してみましょう

次の語の正しい送り仮名を書いてください。答えは下にあります。

  1. あぶない → 危( )
  2. かならず → 必( )
  3. おこなう → 行( )※本則
  4. しあわせ → 幸( )
  5. はじまる → 始( )

答え:

  • 1) 危ない — 個別に決められた例外の一つです
  • 2) 必ず — 副詞なので最後の音節だけを送ります
  • 3) 行う — 「行なう」も認められていますが、本則は「行う」です
  • 4) 幸せ — 「幸わせ」ではありません
  • 5) 始まる — 「始める」の自動詞のペアです

まとめ

送り仮名は、やみくもに暗記するものではありません。大部分は「変化する部分を送る」という一つの原則から予測できます。残りは数が限られた例外の一覧です。漢字の土台を固めたい方は、日本で暮らすための重要漢字100と合わせて学習してください。

  • 送り仮名は、語の形を示す漢字のあとのひらがなです
  • 本則は、活用する部分(活用語尾)を送ることです
  • 「しい」で終わる形容詞は「し」から送ります
  • 「か」「やか」「らか」を含む形容動詞はその音節から送ります
  • 送り仮名は自動詞と他動詞を区別します
  • 6語には二つの形が認められていますが、仕事では本則を使います

Referensi & Sumber

  • 文化庁「送り仮名の付け方」(昭和48年内閣告示第2号、平成22年一部改正): bunka.go.jp
  • 注記:この指針は一般の社会生活における書き表し方の「めやす」であり、科学・技術・芸術などの専門分野を拘束するものではありません。記事の内容は2026年8月14日に確認しました。

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