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音読みと訓読みの使い分け|漢字の読み方が分かる7つのルール【JLPT N4〜N3】

約8分で読めます

漢字にはほとんど2つの読み方があります。音読みと訓読みをいつ使い分けるのか、7つの実用的なルールとN4〜N3の漢字12字でまとめます。学習カード付きです。

Onyomi (音読み) & Kunyomi (訓読み) kanji bahasa Jepang - cara membaca kanji N4-N3
「山」がある時は「やま」、ある時は「サン」と読まれるのはなぜでしょうか。それはあなたの間違いではありません。日本語の漢字はほとんどが2種類の読み方を持っていて、そこにはきちんと法則があります。

この記事で学べること:

  • 音読み(おんよみ)と訓読み(くんよみ)とは何か、そしてその由来
  • 正しい読み方を見分けるための実用的な7つのルール
  • 漢字辞典の読み方:カタカナとひらがなを使い分ける理由
  • 読み間違いの原因になりやすい連濁と促音便
  • N4〜N3レベルの漢字12字と、その2つの読み方
  • 練習問題と、スマホに保存できる学習カード

音読みと訓読みとは?

漢字は日本で生まれた文字ではありません。中国から伝わった文字を、日本人が自分たちの言葉を書くために使い始めました。この歴史から2種類の読み方が生まれました。

  • 音読み(おんよみ)/onyomi =「音の読み方」。昔の中国語の発音をまねた読み方です。
  • 訓読み(くんよみ)/kunyomi =「意味の読み方」。その漢字の意味に合う日本語の言葉を、その文字に当てはめた読み方です。

いちばん分かりやすい例は「水」です。

  • 水 / スイ(音)/ みず(訓)/ air(水)
  • 水曜日(すいようび)= hari Rabu(水曜日)→ 音読みを使います
  • お水(おみず)= air minum(飲み水)→ 訓読みを使います

文字はまったく同じですが、単語によって読み方が変わります。ひらがなとカタカナがまだ不安な方は、漢字に入る前にひらがな・カタカナ入門から始めてください。

ルール1:漢字1字で使うとき → たいてい訓読み

漢字1字がそのまま1つの言葉として立っているときは、たいてい訓読みになります。

  • 山 / やま / gunung(山)/ あの山(やま)はとても高いです。
  • 川 / かわ / sungai(川)/ 川(かわ)で写真を撮りました。
  • 人 / ひと / orang(人)/ あの人(ひと)は田中さんです。
  • 手 / て / tangan(手)/ 手(て)を洗ってください。

ルール2:熟語(漢字2字以上) → たいてい音読み

漢字が2つ以上組み合わさった言葉を熟語(じゅくご)/jukugoといいます。熟語はほとんどが音読みです。

  • 火山 / かざん / gunung berapi(火山)/ 日本には火山(かざん)が多いです。
  • 人口 / じんこう / jumlah penduduk(人口)/ この町の人口(じんこう)は少ないです。
  • 電車 / でんしゃ / kereta listrik(電車)/ 毎日、電車(でんしゃ)で会社に行きます。
  • 会社 / かいしゃ / perusahaan(会社)/ 会社(かいしゃ)は駅の近くにあります。

「火山」の「山」は「やま」ではなく「ざん」と読みます。同じ漢字でも、文脈によって変わります。

ルール3:送り仮名がある → ほぼ確実に訓読み

送り仮名(おくりがな)/okuriganaとは、漢字の後ろに付くひらがなのことです。送り仮名があれば、読み方はほぼ確実に訓読みです。これは動詞と形容詞のほとんどに当てはまります。

  • 食べる / たべる / makan(食べる)/ 毎朝パンを食べます。
  • 話す / はなす / berbicara(話す)/ 日本語で話しましょう。
  • 新しい / あたらしい / baru(新しい)/ 新しい仕事を始めました。
  • 高い / たかい / tinggi・mahal(高い)/ この靴は高いです。

動詞の形と文型をさらに深めたい方は、JLPT N4の文型に進んでください。

ルール4:漢字辞典の見方

日本の辞書や教科書には、書き方の約束があります。

  • 音読みはカタカナで書く
  • 訓読みはひらがなで書く
  • かっこの中は送り仮名の部分を示していて、漢字自体の読みには含まれません

「生」の項目を例にすると、次のようになります。

  • 生 / セイ・ショウ(音)/ い(きる)・う(まれる)・なま(訓)/ hidup・lahir・mentah(生きる・生まれる・生)

つまり「生」はかっこの前までを読み、その後ろに「きる」をひらがなで書きます(生きる)。この形に慣れると、知らない漢字でも読み方を自分で推測できるようになります。漢字の形も、部首が分かるとぐっと覚えやすくなります。漢字の基本部首もあわせてご覧ください。

ルール5:連濁と促音便 — 音が変わる場合

2つの言葉がつながるとき、読み方が少し変わることがあります。これはでたらめな例外ではなく、決まったパターンです。

連濁(れんだく)/rendaku:後ろの語の最初の子音が濁音に変わります(か→が、は→ば、た→だ、さ→ざ)。

  • 手(て)+ 紙(かみ)→ 手紙(てがみ)= surat(手紙)
  • 花(はな)+ 火(ひ)→ 花火(はなび)= kembang api(花火)
  • 人(ひと)+ 人(ひと)→ 人々(ひとびと)= orang-orang(人々)

促音便(そくおんびん)/sokuon:発音しやすくするために小さい「っ」が入ります。

  • 学(ガク)+ 校(コウ)→ 学校(がっこう)= sekolah(学校)
  • 一(イチ)+ 回(カイ)→ 一回(いっかい)= satu kali(一回)
  • 日(ニチ)+ 記(キ)→ 日記(にっき)= buku harian(日記)

「がっこう」を「がくこう」と発音しても意味は通じるかもしれませんが、不自然に聞こえます。ここは少しずつ練習する価値があります。

ルール6:重箱読みと湯桶読み — 音と訓の混合

音読みと訓読みが混ざる言葉もあります。数は多くありませんが、日常でよく使われます。

重箱読み(じゅうばこよみ)= 音読み + 訓読み

  • 重箱 / じゅうばこ / kotak makan bertingkat(重箱)/ 重(ジュウ・音)+ 箱(はこ・訓)
  • 台所 / だいどころ / dapur(台所)/ 台(ダイ・音)+ 所(どころ・訓)
  • 毎朝 / まいあさ / setiap pagi(毎朝)/ 毎(マイ・音)+ 朝(あさ・訓)

湯桶読み(ゆとうよみ)= 訓読み + 音読み

  • 湯桶 / ゆとう / wadah air panas(湯桶)/ 湯(ゆ・訓)+ 桶(トウ・音)
  • 場所 / ばしょ / tempat(場所)/ 場(ば・訓)+ 所(ショ・音)
  • 手本 / てほん / contoh・teladan(手本)/ 手(て・訓)+ 本(ホン・音)

ルール7:人名と地名 — ルールが当てはまらないことが多い

人名(じんめい)と地名(ちめい)では、ここまでのルールが通用しないことがよくあります。名前には名乗り読み(なのりよみ)という特別な読み方があります。

  • 東京 / とうきょう / 音 + 音
  • 大阪 / おおさか / 訓 + 訓
  • 名古屋 / なごや / 混合

実践的なアドバイスはとてもシンプルです。人名と地名は推測せず、覚えるか直接確認してください。日本の職場では同僚の名前を読み間違えることは失礼にあたるので、最初に一度確認するほうが安全です。

N4〜N3の漢字12字と2つの読み方

形式:漢字 / 音読み / 訓読み / 意味 / 熟語の例と1字の例

  • 山 / サン / やま / gunung(山)/ 火山(かざん)・山(やま)
  • 人 / ジン・ニン / ひと / orang(人)/ 人口(じんこう)・人(ひと)
  • 生 / セイ・ショウ / い(きる)・なま / hidup・mentah(生)/ 学生(がくせい)・生(なま)ビール
  • 上 / ジョウ / うえ・あ(がる) / atas(上)/ 上手(じょうず)・机の上(うえ)
  • 下 / カ・ゲ / した・さ(がる) / bawah(下)/ 地下(ちか)・下(した)
  • 手 / シュ / て / tangan(手)/ 手術(しゅじゅつ)・手(て)
  • 会 / カイ / あ(う) / bertemu(会う)/ 会社(かいしゃ)・友達に会う(あう)
  • 食 / ショク / た(べる) / makan(食べる)/ 食事(しょくじ)・食べる(たべる)
  • 電 / デン / 一般的な訓読みなし / listrik(電気)/ 電気(でんき)・電話(でんわ)
  • 車 / シャ / くるま / mobil・kendaraan(車)/ 自転車(じてんしゃ)・車(くるま)
  • 話 / ワ / はな(す)・はなし / bicara・cerita(話)/ 会話(かいわ)・話す(はなす)
  • 時 / ジ / とき / waktu(時)/ 時間(じかん)・時(とき)

「電」に注目してください。この漢字は実際には音読みでしか使われません。つまり、すべての漢字が2つの読み方を活発に持っているわけではありません。日本の生活でよく出てくる漢字の一覧が必要な方は、日本の生活で必要な漢字100字をご覧ください。

練習してみましょう!

太字の漢字の読み方を答えてください。答えは下にあります。

  1. 今日は 会社 を休みます。
  2. 明日、友達に 会います
  3. あの は日本で一番高いです。
  4. 毎朝 コーヒーを飲みます。
  5. 友達に 手紙 を書きました。
  6. 電車時間 を調べます。

答えと解説:

  1. かいしゃ — 漢字2字の熟語なので音読みです(ルール2)。
  2. あいます — 送り仮名「います」があるので訓読みです(ルール3)。
  3. やま — 漢字1字で立っているので訓読みです(ルール1)。
  4. まいあさ — 重箱読み。毎が音読み、朝が訓読みです(ルール6)。
  5. てがみ — 訓読みに連濁が起きて、「かみ」が「がみ」になります(ルール5)。
  6. でんしゃ と じかん — どちらも熟語なので音読みです(ルール2)。

6問中5問正解できれば、N4〜N3レベルの読み方を推測する力は十分に身についています。

まとめ

  • 音読みは中国語の発音から、訓読みは日本語のもとの言葉から来ています。
  • 漢字1字 → たいてい訓読み。漢字2字以上の熟語 → たいてい音読み。
  • 送り仮名がある → ほぼ確実に訓読み。動詞と形容詞に当てはまります。
  • 辞書では音読みをカタカナ、訓読みをひらがなで書きます。
  • 連濁と促音便は語がつながるときに音を変えますが、パターンは決まっています。
  • 重箱読みと湯桶読みは2つの読み方が混ざります。数は限られているので覚えてしまいましょう。
  • 人名と地名はルールから外れることが多いので、推測しないでください。

これらのルールは傾向であって、絶対の法則ではありません。例外は必ずあります。いちばん早く身につける方法は、漢字を1字ずつ覚えるのではなく、単語のまとまりで読むことです。

参考・出典

  • 文化庁 — 常用漢字表: https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/kanji/

学習カード(スマホに保存していつでも復習!)

音読み・訓読み早見カード(漢字7字・N4〜N3)- panduan-jepang.com
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