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形が似ている漢字の見分け方|間違えやすい漢字15組【JLPT N4〜N3】

約6分で読めます

「待」と「持」、「大」と「犬」、「開」と「閉」。形が似ていて間違えやすい漢字15組を、部首・点の有無・線の長さという3つの見分け方で整理しました。例文と練習問題、学習カードつきで解説します。

Kanji yang mirip (似ている漢字) - cara membedakan kanji yang sering tertukar JLPT N4-N3
「待」と「持」、「大」と「犬」。似ている漢字で迷ったことはありませんか。形の似た漢字は学習者がつまずきやすい場所ですが、実はそのほとんどが、小さな手がかり一つで見分けられます。

この記事で学べること:

  • なぜ似ている漢字を間違えてしまうのか
  • 部首(漢字の基本部品)で見分けられる漢字5組
  • 点一つ、線の長さだけが違う漢字5組
  • 職場や生活でよく間違える漢字5組
  • 二度と迷わないための覚え方3つ

なぜ似ている漢字は間違えやすいのか

速く読むとき、私たちは一画ずつではなく漢字全体の形を見ています。だから「未」と「末」が同じように見えてしまいます。しかし意味はほぼ反対で、一方は「まだ」、もう一方は「終わり」を表します。原因は主に3つあります。

  • 部品ではなく「絵」として漢字を覚えている
  • 手で書く機会が少なく、画の順番や長さが記憶に残らない
  • 熟語ではなく一字ずつ覚えている

必要なのは、もっと頑張って覚えることではなく、見方を変えることです。漢字を小さな部品に分ける習慣がつくと、これまで紛らわしかった組み合わせがはっきり違って見えるようになります。部品にまだ慣れていない方は、先に部首の基本を読むと、この先がぐっと分かりやすくなります。

その1:部首が違えば意味が違う

いちばん攻略しやすいグループです。部首は意味のヒントを持つ部分なので、部首が分かれば意味の見当もつきます。次の5組は読み方が似ていたり同じだったりしますが、部首が違います。

  • 待(タイ/まつ)= menunggu — 部首は彳(ぎょうにんべん)で、「行く」ことに関係します。例:駅で友だちを待ちます。
  • 持(ジ/もつ)= memegang, membawa — 部首は扌(てへん)で、「手」に関係します。例:荷物を持ちます。
  • 泳(エイ/およぐ)= berenang — 部首は氵(さんずい)で、「水」に関係します。例:海で泳ぎます。
  • 永(エイ/ながい)= kekal — 氵が付きません。時間の長さを表します。例:永い時間がかかりました。
  • 側(ソク/がわ)= sisi — 部首は亻(にんべん)で、「人」に関係します。例:右側を歩いてください。
  • 測(ソク/はかる)= mengukur — 部首は氵で、もとは水の深さをはかることに関係します。例:体温を測ります。
  • 池(チ/いけ)= kolam — 部首は氵です。例:公園に池があります。
  • 地(チ・ジ)= tanah, daerah — 部首は土(つちへん)です。例:地図を見ます。
  • 晴(セイ/はれる)= cerah — 部首は日(ひへん)で、「太陽」に関係します。例:今日は晴れています。
  • 清(セイ/きよい)= bersih, jernih — 部首は氵です。例:工場を清掃します。

法則ははっきりしています。氵は水、扌は手の動き、日は太陽や時間です。同じ漢字に読み方が二種類ある理由については、音読みと訓読みの記事で詳しく説明しています。

その2:点や線が一つ違うだけの漢字

差がほとんど見えないのに意味が全く変わるため、いちばん注意が必要なグループです。

  • 大(ダイ・タイ/おおきい)= besar。例:大きい荷物です。
  • 犬(ケン/いぬ)= anjing — 大の右上に点が一つ付きます。例:犬が好きです。
  • 土(ド/つち)= tanah — 下の横線のほうが長くなります。例:土曜日は休みです。
  • 士(シ)= ahli — 上の横線のほうが長くなります。例:弁護士に相談しました。
  • 未(ミ)= belum — 上の横線が下の横線より短いです。例:予定は未定です。
  • 末(マツ/すえ)= akhir — 上の横線のほうが長いです。例:週末に会いましょう。
  • 王(オウ)= raja。例:王様の話を読みました。
  • 玉(ギョク/たま)= permata — 王に点が一つ付きます。例:目玉焼きを作ります。
  • 休(キュウ/やすむ)= istirahat — 亻と木でできています。例:明日は休みます。
  • 体(タイ/からだ)= badan — 亻と本でできています。例:体の調子が悪いです。

迷ったときは、自分に2つだけ質問してください。「点はあるか」と「どちらの線が長いか」です。この2つで、このグループのほとんどが解決します。

その3:職場と生活でよく間違える漢字

次の組は、店の入口や掲示、給与明細、券売機に出てきます。ここで読み違えると、練習問題の間違いでは済まず、その場で困ることがあります。

  • 開(カイ/あける・ひらく)= buka — 門の中が开になっています。例:開店は十時です。
  • 閉(ヘイ/しめる・とじる)= tutup — 門の中が才になっています。例:本日は閉店しました。
  • 入(ニュウ/はいる・いれる)= masuk — 右の線が上に出ます。例:入口はこちらです。
  • 人(ジン・ニン/ひと)= orang — 左の線がいちばん上にあります。例:人が多いですね。
  • 右(ウ/みぎ)= kanan — 上の部分がナの形です。例:右に曲がってください。
  • 石(セキ/いし)= batu — 上の部分が厂の形です。例:石を運びます。
  • 千(セン)= seribu — 一画目が左に払う線です。例:三千円です。
  • 干(カン/ほす)= menjemur — 一画目が横線です。例:洗濯物を干します。
  • 券(ケン)= tiket — 下の部分が刀です。例:食券を買ってください。
  • 巻(カン/まく)= menggulung — 下の部分が己です。例:テープを巻きます。

開・閉・入は掲示や書類にとてもよく出てきます。実際の場面で読む練習をしたい方は、職場の書類とラベルの読み方へ進んでください。

迷わないための覚え方3つ

一から覚え直す必要はありません。次の3つの習慣を変えるだけで、紛らわしかった組み合わせが自然に違って見えるようになります。

  1. 形ごと覚えず、部品に分けます。待は「複雑な線」ではなく、彳と寺の組み合わせです。
  2. 一字ではなく熟語で覚えます。持なら、持参(ジサン)と気持ち(きもち)の形で覚えます。
  3. 声に出しながら手で書きます。黙って20回読むより、声に出して5回書くほうが定着します。

JLPTの準備をしている方は、この漢字練習とJLPT N3の文型を組み合わせると、語彙と文法をばらばらにせず同時に固められます。

練習してみましょう

次の文に合う漢字を選んでください。

  1. 荷物を(待・持)ちます。
  2. 家で(大・犬)を飼っています。
  3. お店は九時に(開・閉)きます。
  4. これは五(千・干)円です。
  5. 公園の(池・地)で写真を撮りました。

答え:1)持、2)犬、3)開、4)千、5)池。間違えた漢字は、部首をもう一度確認してから、読み方を声に出しつつ手で5回書いてみてください。

まとめ

  • 似ている漢字は、部首・点の有無・線の長さのどれかで見分けられます
  • 氵は水、扌は手、彳は行く、日は太陽や時間を表します
  • 大と犬、王と玉は点一つの違い、土と士、未と末は線の長さの違いです
  • 開・閉・入・千・券は、店や給与明細、券売機でよく見かけます
  • 熟語で覚え、声に出しながら手で書くと定着します

参考・出典(Referensi & Sumber)

  • 常用漢字表(平成22年内閣告示第2号)/文化庁: bunka.go.jp(2026年8月9日確認)

学習カード(スマホに保存していつでも復習!)

似ている漢字8組の学習カード - panduan-jepang.com
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