労災保険とは:知っておくべき労働災害の補償(外国人向け)
約2分で読めます
労災保険とは何か、誰が対象か、補償の内容(治療・休業・通勤災害)、そして請求の手順を解説します。

目次
要点(3行まとめ):
- 労災保険は、外国人やアルバイトを含む全労働者を守る。
- 保険料は全額会社負担で、本人負担はない。
- 業務中と通勤中の事故を補償し、治療費は無料。
📌 本記事の対象:日本で働くすべてのインドネシア人の方。
労災保険とは?
労災保険は、日本のすべての企業が加入を義務づけられた制度です。適法に働いていれば、外国人も日本人も必ず補償の対象になります。保険料は全額会社負担。業務災害(仕事中)と通勤災害(通勤中)の両方をカバーします。
どんな補償がある?
- 療養補償:診察・入院・手術・薬代など、労災による治療は全額無料。
- 休業補償:3日を超えて働けない場合、4日目から日額の6〜8割。
- 障害補償:後遺障害が残った場合の給付。
- 遺族補償:労災で亡くなった場合の遺族への給付。
請求の手順は?
- すぐ会社に報告する(遅らせない)。
- 療養補償の様式(労働基準監督署)を用意し病院へ。窓口での立替えは不要。
- 会社が非協力的なら、労働基準監督署(技能実習・育成就労はOTIT)に直接相談。
通勤中の事故も補償される?
されます。通勤災害は、合理的な経路・方法での通勤(私的な寄り道なし)であれば対象です。意外と知られていません。
仕事が原因の病気も対象?
対象です。職業病——騒音による難聴、化学物質による皮膚疾患、過度なストレスによる精神疾患など——も請求できます。
FAQ(よくある質問)
外国人やアルバイトも対象? 全労働者が対象で、保険料は全額会社負担です。
通勤中の事故は? 合理的な経路・方法なら通勤災害として補償されます。
会社が労災と認めないときは? 労働基準監督署やOTITに直接相談できます。
出典
- 厚生労働省(労災保険): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/
- 外国人技能実習機構(OTIT): https://www.otit.go.jp/
免責事項:本記事は一般的な情報であり、法的・税務・医療上の助言ではありません。重要な判断の際は必ず関係機関や専門家にご確認ください。
✅ 編集部確認(2026年7月20日): 労災保険の基本(外国人を含む全労働者に適用・保険料は全額事業主負担)を厚生労働省の情報と照合し、整合を確認しました。
関連記事
仕事・給与・権利日本の給与明細の見方|税金・年金・保険の控除をやさしく解説
給与明細
技能実習・特定技能で働き始めた方向けに、日本の給与明細(給与明細書)の3つの区分と、税金・社会保険などの控除、手取りの計算方法をわかりやすく解説します。
仕事・給与・権利外国人労働者の有給・残業の権利:労働基準法のポイント
有給休暇
年次有給休暇の日数、労働時間と残業割増、休憩の権利、権利が侵害されたときの対処法を解説します。
日本語学習職場の安全・危険に関する日本語:全業種共通の必須語彙
職場の日本語
全業種共通の安全衛生(K3)の必須語彙、危険を知らせる言葉、安全標識、緊急時の短い表現をまとめます。
日本語学習緊急時・労災のときの日本語:いざというときの必須フレーズ
生活の日本語
緊急時の必須フレーズ、119番への通報、労災を素早く正確に伝える日本語表現をまとめます。